相模原市の小学校でいじめ 学校側が「重大事態」と認定まで3か月以上
神奈川県相模原市の小学校で、児童が受けたいじめを学校側が「重大事態」と認定するまでに、発覚から3か月以上がかかっていたことがわかりました。
この問題は去年、相模原市の市立小学校に通う小学3年の男子児童が、複数の同級生からいじめを受け不登校となったあと、転校したものです。
このいじめを学校側が、生命などに重大な被害があったり、不登校を余儀なくされたりしたいじめ=「重大事態」と認定するまでに、発覚から3か月以上がかかっていたことが市の教育委員会への取材でわかりました。
学校側が、いじめについての調査報告書を市教委に提出するまでにもおよそ1年がかかっていて、市教委は「様々な段階で時間がかかってしまった」「児童や保護者を長期間、不安にさせてしまった」としています。
市教委は今後、保護者からの意見を踏まえた上で、第三者委員会の設置も検討するなどして、今回の対応を検証したいとしています。