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石川・内灘町 広範囲で“液状化”影響 厳しい冷え込みの中…<中継>

2024年1月16日 16:03
石川・内灘町 広範囲で“液状化”影響 厳しい冷え込みの中…<中継>
能登半島地震発災から16日目。被災地では前日から降り続いた雪で厳しい寒さとなっています。多数の家屋などに被害が出て液状化現象もみられた石川・内灘町から前田怜佳記者が中継。

震度5弱を観測した石川・内灘町では、昼ごろまで雪が降り続いていましたが、現在はやんでいて、前日から降った雪がうっすらと積もっています。16日、石川県内では氷点下を記録する場所もあり、厳しい寒さとなっています。

西荒屋地区では、液状化とみられる被害が大きく、電柱が傾いているほか、道路も隆起しています。

地元の神社では、地震があった日は元日だったため初詣で多くの人が訪れていたそうなんですが、鳥居がゆがんでいて、地面が隆起した影響でしょうか、階段も前にせり上がるような状態でのぼれなくなっています。

こちらの地区では広い範囲で液状化の影響が出ています。道路が傾いている場所が多くあります。朝から取材を続けていて、傾いている道路を歩いていると、平衡感覚がおかしくなって車酔いするような感覚になりました。

石川県内では、現在も輪島市や珠洲市を中心に1万8000人以上が避難生活を送っています。また、およそ8100戸が停電、断水も5万5500戸以上で続いていて、厳しい寒さの中での避難が続いています。