愛知県常滑市で「鳥インフルエンザ」の感染が相次いでいることを受け、県は農家に対し、補助金などの支援を行うと発表しました。

県内では、1月2日から15日までで、常滑市の6か所の養鶏場で「高病原性鳥インフルエンザ」の感染が確認されました。

6例目が確認された養鶏場から半径3キロ以内にある15の農場は、ニワトリなどの移動が制限されています。

県は、殺処分や移動制限などで損失を受けた農場に対し、補助金の支給や、国からの手当を受け取るまでの間、無利子で手当と同額の融資を受けられるよう支援すると発表しました。

関連する補正予算案を、2月議会に提出するということです。

愛知県 大村知事：
「速やかに養鶏農家に寄り添ってしっかり支援をしてまいります」

県は、6つの養鶏場で飼育されている約57万4000羽の殺処分を進めていて、15日中に完了する予定です。

県内の鳥インフルエンザによる殺処分としては過去最多です。