大麻の押収量が2.7倍に増加 国際線の再開が要因か ボードゲームの箱に隠すなどの手口も 名古屋税関
名古屋税関が去年1年間の違法薬物の摘発状況を発表し、おととしと比べて全体の摘発件数と押収量は減少したものの、大麻の押収量は2.7倍と増加しました。
名古屋税関によりますと、去年1年間に管内の空港や港などで押収された違法薬物は38件、約27キロで、おととしと比べて減少しました。
一方で、大麻については16件を摘発し、押収量はおととしのおよそ2.7倍に増加したということです。
増加の理由について、国際線の再開などが考えられるということです。
また、密輸入は航空機の利用者がスーツケース内に隠して持ち込むほか、国際郵便を利用してボードゲームの箱に隠したり、ビタミン剤と偽装したりするなどの手口が確認されました。
去年、全国の税関で押収された違法薬物はおととしより1トン以上多い約2.4トンで、名古屋税関は取締りを一層強化したいとしています。