これが本当のラストラン!「ドクターイエロー」 多くのファンが見守る中、車両を解体する工場へ…
2月20日正午すぎ。静岡県内を走るJR東海のドクターイエロー。
ドクターイエローと言えば、1月29日、この日が引退の“ラストラン”ということで、多くの人が詰めかけました。しかしきょう、2月20日もその姿が…。
記者
「お昼の12時を過ぎたところです。こちらの踏切にはドクターイエローを一目見ようと多くの人が集まっています」
岡崎市から来た人:「家を出たのが (朝の)5時ぐらいですかね。今まで本当にお疲れさまでした」
浜松市から来た人:「引退したドクターイエローがこちらの工場に入ると聞いて来ました」「本当にさよならという、さみしいという一言ですね」
富士山が見える場所にもカメラを持つ人が…。
富士市から来た人:「こだわりのポジションですね」
神奈川県から来た人:「天気がいいのと富士山の雪の積もり方がきれいなので」
みんなが待ちわびる中、午前11時半ごろドクターイエローは東京駅を出発。役目を終えた車両を解体するために浜松工場に向かっていたのです。
“見ると幸せになれる”と言われる「ドクターイエロー」。
スピードを落としながら整備工場に徐々に進むと、新幹線唯一の踏切には人がいっぱい。
浜松市内から来た人:「(写真は)8割ぐらい成功かなと思っています。撮影する場所はすごく完璧だったと思うので」
見に来た親子:「本当に息子と一緒に何かに夢中になるっていうのが新幹線が初めてで、本当に涙が出て、お見送りしながら1人で泣いていました」
工場に入りライトを消したドクターイエロー。解体された車両の一部は6月ごろから名古屋市港区にある「リニア・鉄道館」で展示される予定です。