海上をパトロールする監視艇を新しく配備 披露式 名古屋税関
名古屋税関に海上をパトロールする監視艇が新しく配備され、11日披露式が開かれました。これまでの監視艇よりも悪天候に強いのが特徴だということです。
11日披露された名古屋税関の監視艇「ふじ」は、21年間活動し先月退役した先代「ふじ」に代わり配備され、名古屋港を中心に海上のパトロールにあたります。
先代の「ふじ」と比べて、全長は3メートルほど長く、総トン数は約20トン大きくなっています。
ウォータージェット推進からプロペラ推進になったことで、悪天候でも安定して航行できるほか、居住性が飛躍的に向上したということです。
伊藤義彦 特別監視官:
「女性の職員もこうした船に乗って監視・取締りにあたれるように居住区の工夫をしてシャワーやトイレを複数設置」
近年、薬物などを船の上で取引したり、海に浮かべて回収したりする手口の密輸が増加していて、名古屋税関は監視艇を活用して取締りを強化したいとしています。