“巨大地震に注意”…「日頃からの備え」が重要 宮崎・日南市で震度6弱
8日、宮崎県日南市で最大震度6弱を観測した地震。今後、1週間程度、九州から東海・近畿・四国などで「巨大地震」への注意が呼びかけられ、備える動きが広がっています。
8日、九州・四国などでマグニチュード7.1の地震が発生しました。最も強い揺れとなったのは宮崎県日南市で、震度6弱に。
一夜明けた9日、日南市では…
記者
「岩が転がった道路は、大きくえぐれています」
鹿児島県大崎町の飲食店では、マンホールから水があふれ、水浸しになったといいます。
味処本店喜楽 小牟田浩店主
「全部噴き上がった状態でここはもう水浸しですよ」
店内の棚は倒れ、物が散乱していました。
(けが人:宮崎9人、鹿児島4人、熊本2人 ※9日正午時点、NNNまとめ)
8日、「南海トラフ地震臨時情報」が初めて発表され、今後1週間程度は、九州から東海・近畿・四国などで「巨大地震」に注意して過ごして欲しい、と呼びかけられました。
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懸念される、巨大地震の発生──。
9日、海が目の前にある宮崎県日南市では、防災アナウンスで「避難路の確認など、必要な防災対策をとってください」と注意が呼びかけられました。
避難所で一夜をあかした女性。隣にはカバン2つや食料などが…。
避難した人
「玄関に置いている。寝具用と食料用と」
──マットは?
避難した人
「これも持ってきた」
普段から自宅で防災アイテムを準備し、避難生活に役立てていました。
重要となるのが、“日頃からの備え”です。
海抜20メートルの場所にある大分県佐伯市の避難所には、コンテナがありました。
自主防災団体「むらの覚悟」 高橋愛喜さん
「きのう(8日)は30人くらい来た」
東日本大震災をきっかけに作られた、住民が運営する避難所で、食料や布団、簡易トイレなどを備蓄しているといいます。
自主防災団体「むらの覚悟」 高橋愛喜さん
「津波がきたら、もうひとたまりもありません。津波の避難場所ということで、この避難所を地区の人が作りました」
住民自らが作った避難所。目指しているのは…
自主防災団体「むらの覚悟」 高橋愛喜さん
「気楽に来られるような場所にしたいと思っています」