2月の訪日外国人数は325万8100人 2月として初の300万人超

日本政府観光局によりますと、ことし2月、日本を訪れた外国人の数は325万8100人で、去年の同じ月と比べて16.9パーセント、増加しました。2月としては初めて、300万人を超えています。
旧暦の正月にあたる「春節」が、2月初旬まで続き、中国などのアジアからの旅行者が好調だったほか、スキーなど、ウィンタースポーツの需要により、オーストラリアやアメリカを中心に、訪日客が増加したことが要因だということです。
一方、観光庁によりますと、去年1年間で、外国人が宿泊したエリアは、首都圏、愛知、関西の三大都市圏が7割を占めていて、観光庁が、地方にも観光客を呼び込む「地方誘客」を進める中、都市部への集中が高まっているのが現状です。
観光庁・秡川直也長官は、「去年は、特に欧米からの旅行者が伸びていたため、初めて日本を訪れる人も多く、その人たちが都市部に訪れ、増加したのではないか」とした上で、日本に2回目以降行く際に、地方を訪れてもらえるよう、地方に観光地を作るなどの取り組みを引き続き進めていきたいとしています。