「敵性外国人法」適用し不法移民を強制送還 日系アメリカ人らが非難
アメリカのトランプ大統領が、第二次世界大戦中、日系人の強制収容に使われた法律を活用し不法移民を強制送還したことについて、日系アメリカ人らが非難の声をあげました。
トランプ大統領は、ベネズエラから不法に入国した犯罪組織のメンバーを強制送還するため、「敵性外国人法」を適用しました。
この法律は、戦争中もしくは侵略を受けた場合、敵国の市民を拘束・国外追放できるようにするもので、第2次世界大戦中には日系アメリカ人の強制収容につながりました。
戦時下に強制収容された日系人
「これはとても間違っている。トランプ大統領は人々を刑務所に収容することはできない。家族がバラバラになってしまうだろう」
日系アメリカ人らは、「我々は、この法がもたらす壊滅的な結果を知っている」「移民や有色人種のコミュニティー全体をスケープゴートにしたり、犯罪者にしたりしてはならない」とトランプ政権を非難しました。