地下鉄サリン事件など「オウム真理教」問題 デジタルアーカイブ開設
オウム真理教による地下鉄サリン事件から来月で30年を迎えるのを前に、公安調査庁は、当時の音声記録や遺族の証言などを集めたデジタルアーカイブを開設しました。
当時の警察無線
「警視庁から各局日比谷線、日比谷線内に薬品等がまかれ病人等が出た等、事案が発生している」
この音声は、1995年3月20日に起きたオウム真理教による地下鉄サリン事件の発生当時の警察無線のものです。
公安調査庁は21日、こうした当時のオウム真理教に関連する資料をまとめた特設ページを公開しました。デジタルアーカイブでは、東京消防庁などから提供された事件当時の写真およそ100点のほか、事件の被害者や遺族らが書き下ろした手記などが閲覧できます。
鈴木法相は、事件を知らない若い世代が増えているとした上で、「オウム真理教の問題は決して過去の話ではなく現在も続く問題」だとして、「引き続きオウム真理教に対する観察処分を厳正・厳格に実施していく」と述べました。
最終更新日:2025年2月21日 14:50