「デンソー」製造の燃料ポンプ搭載 「ホンダ」約114万台のリコール届け出
大手自動車部品メーカーの「デンソー」が製造した燃料ポンプを搭載した車両のリコールが相次いでいますが、8日、新たに自動車メーカーの「ホンダ」が、およそ114万台のリコールを国土交通省に届け出ました。
リコールの対象となるのは、2017年から2020年に製造されたホンダの「N-BOX」や「フィット」など、25車種およそ114万台とアメリカホンダの1車種204台です。
国土交通省によりますと、いずれもデンソーが製造した燃料ポンプを搭載しているということです。
燃料ポンプの部品が変形して動かなくなり、最悪の場合、走行中エンストを起こすおそれがあり、これまでにあわせて422件の不具合の報告があるということです。
デンソー製の燃料ポンプを原因としたリコールは2020年以降、相次いでいて今回を含め、これまでにトヨタやダイハツなど8社が19回届け出ていて、うち10回は海外法人を含むホンダの届け出です。
リコールの対象車は、8社で382万台にのぼっています。
また、搭載された車が特定できていない燃料ポンプがおよそ5000個あり自動車メーカーが搭載された車の特定を急いでいるということです。