兵庫県の職員採用試験 4割以上が辞退 知事のパワハラ疑惑影響か
兵庫県の職員採用試験で、4割以上が辞退していたことがわかりました。知事のパワハラ疑惑などが影響したとみられます。
兵庫県によりますと、ことし4月から募集が始まった総合事務職の採用試験には639人が応募しました。しかし、6月に行われた筆記試験を受験したのは377人で、全体のおよそ41%にあたる262人が筆記試験を辞退していたことがわかりました。
過去4年間の筆記試験の辞退率は、31%から36%で推移していて、ことしは例年よりも5ポイントから10ポイント高くなりました。
筆記試験が行われたのは、斎藤知事のパワハラ疑惑などを調査する百条委員会の設置が決まった3日後で、一連の疑惑が人材確保にも影響を与えた可能性があるとみられます。