宝塚歌劇団女性死亡 遺族側“15のパワハラ”指摘…劇団側に意見書
宝塚歌劇団に所属していた25歳の女性が死亡した問題で、遺族側の弁護士が会見し、15のパワハラ行為を指摘した意見書を劇団側に送ったことを明らかにしました。
ことし9月、宝塚歌劇団の宙組に所属する女性が死亡した問題では、先月、劇団が公表した調査報告書で遺族側が訴えていたパワハラの存在を認めていませんでした。
これを受け、遺族側は15のパワハラ行為を指摘した意見書をおととい劇団側に提出したということです。
この中では、上級生がヘアアイロンで女性に火傷を負わせたことなどが指摘されていて、女性が「わざとな気がする」と訴えた母親とのLINEのやり取りなどが公表されました。また、劇団内の慣習によって過大な労働を強いられていた証拠だとする記録も公表され、改めて劇団側にパワハラの事実を認めるよう求めています。
遺族側と劇団は今月後半にも再び面談を実施する予定です。