袴田巌さんのやり直し裁判 検察側の有罪立証方針に袴田さんの姉「巌の苦労というものは並大抵ではないと…」
1966年、静岡県で一家4人が殺害された事件で死刑が確定した、袴田巌さんのやり直しの裁判で、検察側が有罪を立証する方針を示したことを受け、袴田さんの姉が25日、都内で会見を行いました。
1966年、静岡県で一家4人が殺害された事件で死刑が確定した袴田巌さんをめぐっては、今年3月、東京高裁が再審を認め、現在、静岡地裁でやり直しの裁判に向けた協議が続いています。
検察側はやり直し裁判でも改めて有罪を立証する方針を示していて、25日、袴田さんの姉のひで子さんが検察の方針に対する心境を語りました。
袴田ひで子さん
「巌の苦労というものは並大抵ではないと思います」「(有罪)立証するといっても、どうぞという感じでございます」
弁護側は今月、検察側に対して、有罪立証の放棄を求める申し入れ書を提出しています。