YouTube上で俳優らを常習的に脅迫した罪などに問われているガーシーこと東谷義和被告の裁判で、30日、証人尋問が行われ、ガーシー被告の母親と、ジャニー喜多川氏の性加害問題について告発したカウアン・オカモトさんが出廷しました。

前参議院議員のガーシーこと東谷義和被告は去年、YouTubeに配信した動画で、俳優の綾野剛さんなどを常習的に脅迫した罪などに問われています。

30日の裁判では証人尋問が行われ、まず、ガーシー被告の配信動画でジャニー喜多川氏による性加害を告発したカウアン・オカモトさんが出廷しました。カウアンさんは、「ジャニーズ性加害問題を告発し、ガーシーさんが唯一日本メディアで取り上げてくれ勇気をもらい、恩があると思ってきました」としたうえで、「脅迫は許されることではないし暴露などはやめてほしいです」と述べました。

また、次に出廷したガーシー被告の母親は、配信動画について、「烈火のごとく怒鳴っていて普段の息子ではないと思った」と述べ、「母として子の行動を見て注意すべきことはすべきだった」と語りました。

次回の裁判は12月21日に開かれ、被告人質問が行われる予定です。