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ドンキで「カラフル髪色」、銀行員の制服廃止……髪や服装で“個性尊重”広がる 「自由な発想で働きやすい」「多様性を認める」

2023年2月17日 10:30
ドンキで「カラフル髪色」、銀行員の制服廃止……髪や服装で“個性尊重”広がる 「自由な発想で働きやすい」「多様性を認める」

ドン・キホーテの運営会社は16日から、管理部門でも従業員の髪色を自由にしました。店舗では既に導入し、効果が出ています。またフォーマルな印象があった職種でも働く人の個性を尊重し、カジュアルな服装を取り入れる動きが広がっています。

■70代元銀行員も「楽しいじゃない」

16日、都内のドン・キホーテ中目黒本店を訪ねました。

化粧品売り場には金髪の女性店員がいました。「ネイビーブルーです」と言う、青い髪の男性も働いていました。ドン・キホーテでは去年から、店舗従業員の髪の色を自由にしています。

お堅いイメージがある銀行で働いていた客(70代)に聞きました。「よろしいんじゃないかと思いますよ。(銀行員時代は)7:3に分けて、髪はいつも短く。金髪だとかね、染める分にはいいんじゃないですか。楽しいじゃない、その方が」と歓迎していました。

中目黒本店のアパレル担当者は「すごく自由になって働きやすくなったかなと思います。みんな個性が出てきて面白いです」と話します。

一部の店舗では、アルバイトの希望者が増える効果もあったといいます。

■ドンキ発起人「働いて楽しい環境を」

そこで16日からは、これまで髪の色の明るさに制限があった本社オフィスで働く従業員についても、髪色や髪型を自由にしました。

この発起人でもある、ドン・キホーテ運営会社総務部の渡辺みゆ紀さんも、さっそく髪色をチェンジ。「今回を機に、もみあげの部分をブリーチしました。似合うかな、みたいなところで緊張したんですけど…」と言います。

明るい色にしたのは、社会人になってから今回が初めてだといいます。「多様性を認めるっていう部分で、働いていて楽しいって思える環境づくりをしていきたいなと思っています」

■実際の身だしなみは…髪や服にルール

一方で、髪の色を気にする人もいます。東京・有楽町にいた、髪がやや茶色い大学生(21)は「(就活の時は)暗めにします。そうしないといけないのもあるし、信用されなさそうな気が…」と言います。

実際の職場では、髪色以外にもルールが存在します。

医療関係
「爪が長すぎたり、ネイルはダメですね。(以前の職場は)スカートの制服だったら長さとか。ちょっと折ってたら『短い!』って怒られます」

ハイヤー運転手
「お客様商売ですので、男性でしたら茶髪、ロン毛はなし。あとはひげもダメです」

職種や職場によって身だしなみが求められます。

■百貨店、銀行では女性の制服を廃止

一方で、フォーマルなイメージがあった職種でも今、個性を尊重してカジュアルな服装を取り入れる動きも見られます。不動産事業などを行う愛知県の「名鉄都市開発」では「ドレスコードフリー宣言」と銘打ち、去年から接客時を除いて職場での服装を自由にしました。

制服で接客するイメージがある百貨店にも変化が。ジェイアール名古屋タカシマヤの女性店員はジャケットスタイルです。この店舗は移行期間中で、制服か私服のジャケットかを選べますが、ほぼ全員が私服を選択しているといいます。

岐阜県内に本店を構える十六銀行も、女性行員の制服を去年廃止しました。

十六フィナンシャルグループ・中嶋ちなみさん
「ジェンダー平等の世の中で、女性だけが制服を着ている時代ではなくなってきています。自由な発想で働きやすく、いろんな発想が出てきているんじゃないかなと感じています」


(2月15日『news zero』より)

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