民間企業への“人事介入”国交省元次官が東京メトロ会長退任へ
民間企業への人事介入問題を受け、国土交通省の元事務次官・本田勝氏が東京メトロの会長を退任することになりました。
政府は、国が大株主となっている東京メトロの本田勝会長が退任し、副会長である川澄俊文氏が新たに会長に就任する人事を閣議了解しました。
本田氏は国交省の元事務次官で、去年、民間企業「空港施設」の社長らに面会し、国交省OBの副社長を社長に昇格させるよう求めていたことが明らかになり、人事介入だとして問題になっていました。
斉藤国土交通大臣は23日朝、本田氏から会社側に対し、自らの言動で迷惑をかけたことを深く反省していることから任期満了にともない退任したいと申し出があったと明らかにしました。
この人事は、来月の東京メトロの株主総会などを経て決定する予定です。