国交省OBが人事介入 「まるで私物のよう」野党が批判
国土交通省の元事務次官が民間企業「空港施設」に対し国交省OBを社長に昇格させるよう求めていた問題で、野党は「まるで私物のような扱いだ」と厳しく批判しました。
国交省の本田元事務次官は「空港施設」に対し、国交省OBの山口副社長を社長に昇格させるよう、求めていました。
山口氏自身も2021年、国交省側の意向として副社長のポストを要求していたことがわかり、批判が高まったことから山口氏は3日、副社長を辞任しました。
参議院・蓮舫国交委員長「極めて内向きな国交省OBの、まるで私物であるかのような会社の扱いの認識だったということです」
蓮舫委員長は「物価高騰が続き、実質賃金も下がり続ける中、特定の公務員のOBだけが優遇されているように見えることは、厳に慎んでほしい」と述べました。
野党側は11日にも参議院の国交委員会を開き、本田元事務次官や山口前副社長を参考人として呼ぶよう求めています。