国土交通省の元事務次官による民間企業「空港施設」への人事介入問題に関連し、報道が出る2日前に、元事務次官が現職の航空局長と会食をしていたことが明らかになりました。

この問題は、国土交通省の本田勝元事務次官が民間企業「空港施設」の社長らと面会し、国交省OBの副社長を次の人事で社長に昇格させるよう求めていたものです。

斉藤国土交通大臣は19日朝、この問題が報道される2日前に、現職の久保田雅晴航空局長と本田氏が会食をしていたとの報告を18日に受けていたと明らかにしました。会食は1月に手配され、地域経済や航空事情についての意見交換をするもので、再就職のあっせんについては話題にならなかったということです。

航空行政の責任者である局長の対応に問題がなかったか事実関係を確認するため、国家公務員の再就職などを監視する第三者機関「再就職等監視委員会」にすでに情報提供を行っていて、19日、調査を依頼するということです。