日航機パイロット「他の航空機への離陸許可の通信なかった」
日本航空と海上保安庁の航空機が衝突した事故で、日航機のパイロットが「他の航空機への離陸許可の通信はなかった」と話していることがわかりました。
この事故をめぐっては、これまでに海保機の機長が「滑走路の進入許可を受けた上で進入した」「離陸許可をもらった」などと説明していることがわかっています。
現在、国の運輸安全委員会や日本航空が当事者への聞き取りをすすめていますが、その後の関係者への取材で、日航機のパイロットが「他の航空機への離陸許可の通信はなく、着陸に集中できる状態だった」と話していることが新たにわかりました。さらに、「滑走路に異常はなかった」とも話したということです。
日航機のパイロットも管制官も、海保機が滑走路に進入していることに気づいていなかったとみられ、運輸安全委員会が交信記録などの調査をしています。