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食品ロス減少へ…困っている店を“レスキュー” 「ゲーム感覚」楽しみながら買い物

2024年2月5日 20:56
食品ロス減少へ…困っている店を“レスキュー” 「ゲーム感覚」楽しみながら買い物

スーパーや飲食店などで廃棄される食品を減らそうという取り組みが広がりを見せています。さらにゲーム感覚で楽しみながら買い物をしようという動きもでています。

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街で買い物について聞いてみました。

会社員(20代)
「たまごとか高級食品」

続く物価高に“つらい”という声。そんななかでも…

会社員(20代)
「値引きシール。やったー!ってなる。うれしいよね」

会社員(20代)
「今日は半額だ!とか。安く買えることにはこしたことない」

お得に買える家計の救い“割引”。都内のスーパー「サミットストア西永福店」を訪ねると、夕方になり通常の値引きシールの横に、キャラクターのステッカーが貼られていきました。

こちらのスーパーでは、消費期限が迫った商品に割引シール以外のシールを貼っています。「もぐもぐシール」というシールは、10枚集めるとその場で景品が当たるくじなどに参加可能になります。さらに…

サミットストア西永福店 陽山武憲副店長
「こちらの寄付箱に入れていただくことも可能です」

子ども食堂などに寄付することができるといいます。

企画したのは高知県のマーケティング会社です。きっかけとなったのは…

アッシェ 須江勇介代表取締役
「恵方巻きが大量に捨てられているとニュースがたくさん流れて、食品ロスをこのタイミングで削減にむかって支援できないかと考えた」

節分の日に食べる恵方巻きの大量廃棄問題。様々な食品廃棄の問題を解決できないかと企画したといいます。

アッシェ 須江勇介代表取締役
「楽しみながら参加することで、自分ごと化するということをチャレンジしました」

この取り組みを現在、全国の15のスーパー315店舗で展開しています。関東のスーパーでも導入していて、利用したことがある人は…

利用者
「主婦としては単純にありがたい。物価が高くなっていますので、少しでも安く。ちゃんと新鮮でいいものなので、ありがたく利用しています。子どもが楽しんで参加してくれるのでいい」

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さらに都内にある牛乳パンの専門店「まるせいゆ東京」では…

まるせいゆ東京 木村早苗店主
「売れ残った商品になります」

実はこれ、このままだと廃棄される食品を“レスキュー”する取り組みなのです。

この店では2個880円のパンを、2割引きの700円で販売。全国のパンの店や飲食店など現在、約2800店舗で導入されています。アプリ上で商品を見つけて、正規の値段よりも“お得に”購入できるといいます。

困っている店を助ける気持ちになってほしいと“ヒーローレベル”を表示。どれだけの食品を救ったのかゲーム感覚で楽しめるといいます。

導入した店は…

まるせいゆ東京 木村早苗店主
「売り上げにも還元されますし、取りに来ていただけるので、お店の場所も認知されてきた」

このような取り組みは今後も広がりをみせそうです。

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