東京都、今年10月から無痛分べん費用最大10万円助成へ 2025年度予算案
東京都の小池知事は「無痛分べん」を希望する女性が、費用がかかることを理由に断念することがないよう、今年10月から都内の対象医療機関で無痛分べんを実施した都民に最大10万円を助成する方針を明らかにしました。
都によりますと、無痛分べんにかかる費用を調査した結果、平均で12万円弱だったとして、自己負担を減らすことを目的に助成額を最大10万円に設定したということです。
このほか、安全に無痛分べんを選択できる体制づくりとして、医療従事者向けの研修や最新の知見を共有する会議を実施するとしていて、これらを含め、無痛分べん費用助成事業として2025年度予算案に12億円を計上しています。
小池知事は、「希望する人が安全・安心に無痛分べんできるよう、ニーズに応じて体制づくりを進めていく」と述べました。
都によりますと、2025年度の予算案の一般会計の総額は24年度の当初予算8兆4530億円を上回り過去最大規模となる見込みです。
一方、歳入では、企業収益の堅調な推移や固定資産税などの増加によって都税収入も過去最大の6兆9000億円台となる見通しです。
予算案は今月31日に発表されます。