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輪島朝市「再開したい」 伝統守る“出張朝市”準備

2024年1月26日 17:49
輪島朝市「再開したい」 伝統守る“出張朝市”準備
能登半島地震は26日で発生から26日目です。地震の影響で大規模火災の被害を受けた、輪島市の朝市通りから中継です。

地震、そして火災発生から26日目ですが、辺りにはまだ焼け焦げた臭いを感じます。燃えたのは、およそ5万800平方メートル。ここから見えるだけでも一帯ほとんどが燃えてしまったというのがわかります。

がれきの解体や撤去は来月の頭から始まる予定だということですが、26日にこちらで取材をしていますと、火災後初めて様子を見に来たという朝市の店主の方々とお会いしました。

ちょうどあちら、窓がたくさんあるビルの近くで、海産物の露店を営まれていた店主の方にお話を伺いました。

海産物の露店店主「ここです。(Q.何を売っていた?)海産物です。地震起きてから、ぼーっとしておって、何していいかわからなくて。いろんなメッセージ、全国からきて。朝市におって、こんなにいっぱいの人が支持してくれて、すごいうれしかった。それから、だんだんだんだん元気になって。また朝市がんばろうって。もうやる気満々で」

――輪島朝市のみなさんは、これからの復興について、どう考えていらっしゃるのでしょうか。

26日にお話を聞いた関係者の方々は明るい表情で、出張朝市という取り組みを始めると話されていました。

組合によりますと、金沢市の港で干物を作ったり、露店を設置したりと、一時的な輪島朝市をつくるために、準備を進めているということなんです。その後も、輪島朝市の旗を持って全国を行脚したいと話されている方もいらっしゃいました。

多くの店主が、商いをする場所も、道具も、すべて失ってしまったわけですが、輪島朝市の伝統は途絶えさせない、いつかこの場所に戻ってくると強く明るく話されていて、少しずつ前へ進み始めている方もいらっしゃると感じました。