エホバの証人“児童虐待” 問題支援弁護団が会見「恥を知るべきだ」
キリスト教系の宗教団体「エホバの証人」で、信者の子どもに「ムチで打つ」などの児童虐待が行われているとして、この問題に取り組む弁護士らが28日、会見を開きました。
エホバの証人問題支援弁護団・田中広太郎弁護士「一切の正当化ができない、極めて過酷なムチ問題が『エホバの証人』内部で存在したことは確実です。教団側が否定するのであれば、恥を知るべきだと思います」
会見で弁護団は、去年からことしにかけて行った調査をもとに、教団内で「子どもをムチで打つ」虐待行為があったと説明しました。
調査はネットを通じて呼びかけられ、実際に虐待行為を経験した2世信者や親ら77人が回答したということです。ムチを受けた理由として「学校帰りに信者ではない同級生と遊んでいた」「少年漫画・少女漫画を見た」など、ささいなきっかけもあったということです。
弁護団は今後も情報収集を進め、教団の実態を明らかにする方針です。