エホバの証人で“児童虐待”との申し入れうけ 加藤厚労相「さらなる対応ができるか検討する」
宗教団体「エホバの証人」で教義に基づく児童虐待が行われているとする申し入れをうけ、加藤厚労相は、「さらなる対応ができるか検討する」と述べました。
いわゆる統一教会をめぐる問題で去年12月、厚生労働省は、宗教を理由とした児童虐待の対策をまとめた指針を自治体向けに通知しています。
しかし、「エホバの証人」で信者のこどもに対する輸血拒否や身体的虐待に関する相談が今もあるとして27日、弁護士のグループが厚労省に申し入れを行いました。
加藤厚労相「今回弁護団から伺った内容を踏まえ、さらにどのような対応ができるかも含めて検討を進めていきたい」
加藤厚労相は「医師が必要であると判断した治療行為について、保護者がその実施を拒むことはネグレクトに該当する」と改めて見解を示し、今後の対応を検討するとともに実態を把握したいとしています。