小林製薬「紅麹を安全に摂取できるとはいえない」 8製品の安全性再検証の結果、消費者庁に報告
消費者庁は、小林製薬の「紅麹原料」を含む8製品について、小林製薬から安全性に関する再検証の結果、現時点では「紅麹を安全に摂取できるとはいえない」と回答があったことを明らかにしました。
小林製薬の「紅麹原料」を含むサプリメントをめぐっては、健康被害の報告が相次いでいたことから消費者庁は小林製薬に対し、「機能性表示食品」として販売していた8製品の安全性に関する科学的根拠を再検証するよう求めていました。
消費者庁によりますと、小林製薬から、再検証の結果、紅麹自体について「日本人を対象とした実験で健康被害は認められず、過去の安全性の根拠を否定するものではない」という報告があったということです。
その一方で、製品の一部に因果関係が否定できない健康被害が複数報告され、厚生労働省も原因追究中であることから、現時点で「紅麹を安全に摂取できると評価できないと考えている」と回答があったということです。