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台風第6号に関する総合情報(4:57)

2023年7月31日 4:57

気象庁によると、大型で強い台風第6号は、8月1日にかけて、沖縄地方や奄美地方にかなり接近する見込みです。沖縄地方では、2日にかけて暴風や高波に厳重に警戒し、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。奄美地方では、8月1日から2日にかけて高波に厳重に警戒してください。

気象庁の発表内容は以下のとおり。
[台風の現況と予想]
 大型で強い台風第6号は、31日4時には、日本の南にあって、1時間におよそ15キロの速さで北北西へ進んでいます。中心の気圧は960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は55メートルで、中心から半径130キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。
 台風は今後北西に進み、強い勢力を維持したまま31日から8月1日にかけて沖縄地方や奄美地方にかなり接近するでしょう。

[防災事項]
<暴風・高波>
 沖縄地方では、台風の接近に伴い、31日は風速25メートル以上の暴風域に入り、猛烈なしけとなるでしょう。その後も2日にかけて飛来物によって負傷したり、走行中のトラックが横転するおそれもある猛烈な風が吹き、猛烈にしける見込みです。奄美地方では、2日にかけて非常に強い風が吹いて、8月1日から2日にかけて猛烈なしけとなるでしょう。
 31日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
  沖縄地方      25メートル(35メートル)
  奄美地方      20メートル(30メートル)
 8月1日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
  沖縄地方      40メートル(60メートル)
  奄美地方      28メートル(40メートル)
 2日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
  沖縄地方      30から40メートル(40から60メートル)
  奄美地方      25から29メートル(35から45メートル)
の見込みです。
 31日に予想される波の高さは、うねりを伴い
  沖縄地方      10メートル
  奄美地方       6メートル
 8月1日に予想される波の高さは、うねりを伴い
  沖縄地方      11メートル
  奄美地方      10メートル
  九州南部       6メートル
 2日に予想される波の高さは、うねりを伴い
  沖縄地方、奄美地方  9メートルを超える
  九州南部       6から8メートル
の見込みです。
 沖縄地方では、8月1日から2日にかけては不要不急の外出を控え、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒してください。また、うねりを伴った高波にも厳重に警戒してください。
 奄美地方では8月1日から2日にかけてうねりを伴った高波に厳重に警戒してください。
 なお、台風は東シナ海で動きがゆっくりとなるため、3日以降も沖縄地方や奄美地方では大しけとなるおそれがあります。

<大雨・雷・突風>
 台風本体や周辺の発達した雨雲により、沖縄地方や奄美地方では雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となるでしょう。
 8月1日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
  奄美地方       150ミリ
  沖縄地方       100ミリ
 2日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
  沖縄地方       100から200ミリ
  奄美地方       100から150ミリ
の見込みです。

 土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
 また、竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

<高潮>
 台風の影響と大潮の時期が重なるため、沖縄地方や奄美地方では、2日にかけて潮位が高くなる所があるでしょう。高潮や高潮と重なり合った波浪による浸水に厳重に警戒してください。

[補足事項]
 今後の台風情報、地元気象台の発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。次の「令和5年 台風第6号に関する情報(総合情報)」は、31日11時頃に発表する予定です。