合格者発表3週間後に2人の「合格取り消し」 海上自衛隊の採用試験…一体ナゼ?
海上自衛隊のトップは28日、採用試験で合格を発表した後に男性2人の合格を取り消したとして、謝罪しました。そのワケとは…。
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山口県下関市にある海上自衛隊小月基地。「news every.」が2016年に取材した際の映像には、海上自衛隊の航空学生が厳しい訓練に臨んでいる様子が映されていました。パイロットを目指して厳しい試験に合格し、自衛隊に採用された若者たちです。
しかし…海上自衛隊のトップは28日、この採用試験で“人生を左右するミス”があったとして、謝罪しました。
酒井良海上幕僚長
「今回、合格を取り消すこととなりました受験生のお2人には、多大なご迷惑をおかけすることになり、深くおわびを申し上げます」
10代の男性2人の合格を取り消したというのです。
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航空学生の採用試験は去年9月から行われ、今年1月17日に74人の合格者が発表されました。しかし、約3週間後の2月9日になって、2人に「合格取り消し」を通知したといいます。
合格者名簿を作る担当者の入力ミスが判明し、ほかの隊員も確認作業を怠っていたことがわかったということです。
酒井良海上幕僚長
「今回、担当者の業務が切迫していまして、このような人的ミスを犯したというふうに考えております。ご本人の進路変更を余儀なくしてしまったことに対して、誠に申し訳なく思っております」
今後、徹底した再発防止に努めるとしています。