都の時短命令は“違法”判断も損害賠償の請求は退ける 東京地裁
緊急事態宣言中の時短命令を受けた飲食店運営会社が東京都を訴えた裁判で、東京地裁は16日、時短命令は違法と判断しました。
この裁判は、去年の緊急事態宣言中、飲食店運営会社「グローバルダイニング」が経営する店舗に対し、東京都が時短命令を出したのは営業の自由の侵害にあたるなどとして会社側が都を訴えていたものです。
東京地裁は16日の判決で、「グローバルダイニングの夜間の営業継続が、感染リスクを高めていたとは認められない」などと指摘し、時短命令は違法と判断しました。
一方で、会社側が求めていた損害賠償の請求は退けました。
グローバルダイニング・長谷川耕造社長「75%くらいは裁判官に分かっていただいた部分があるなと思うんですが、(損害賠償の請求が)棄却でしたので、ちょっと納得いかない」
会社側は即日控訴したということです。