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「敦賀真鯛」に「若狭まはた」「若狭ふぐ」10月の「美食福井フェア」向けシェフが食材の魅力確かめる

2024年9月11日 18:42
「敦賀真鯛」に「若狭まはた」「若狭ふぐ」10月の「美食福井フェア」向けシェフが食材の魅力確かめる
シェフが養殖場を見学して料理イメージふくらます(11日14時敦賀市)

「美食福井フェア」を前に、県内のシェフらが11日、敦賀市内で魚の養殖現場を視察し、食材としての特徴や魅力について理解を深めました。

視察に訪れたのは、福井市や敦賀市の飲食店のシェフら4人で、敦賀湾に浮かぶいけすで、ブランド魚の「敦賀真鯛」や「若狭まはた」、「若狭ふぐ」の養殖現場を見て回りました。

食材への理解を深めようと現地を訪れたもので、このうち「若狭まはた」について、生産者は「きまぐれな魚で、エサの食いつきにムラがあり、成長に時間がかかることから養殖が難しい」とした上で「希少で市場にあまり出回っておらず、味はおいしい」と強調していました。

生産者
「皆さんに使っていただけるような魚に仕上げていきたいと思っている。一度食べてもらいたい」

「美食福井フェア」は10月1か月間にわたって、県内100店舗以上の店で展開するもので、それぞれの店では、福井を代表する食材の中から1つ以上を使ったメニューを提供することになっています。

シェフらは現場をじかに見て、生産者の思いや食材の魅力を知り、料理のイメージを膨らませていました。

参加したシェフ
「調理するだけじゃ分かんないことはいっぱいある。実際にどういう風に養殖されてるのかが垣間見れてよかった。若狭まはたは希少性が高いというところで、福井県産と打ち出しやすいのでないか。刺身だけでなく、適材適所の調理法があればいい」

福井県農林水産部 流通販売課 太田晋之参事
「北陸新幹線が福井開業して、関東からもたくさん観光客が来ている中で、県外にも売り込みを強化している。食材を通じたフェアを行うことで、福井のおいしい食材を知ってもらいたい」

県は「美食福井フェア」を通じて、福井が誇る食材の魅力をアピールします。

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