越前水仙の収穫は1月上旬ころがピークか 出荷量は減る見込み
福井の冬の風物詩となっている越前水仙は、夏の猛暑などの影響で生育が大幅に遅れていて、例年より1か月遅い1月上旬から中旬に収穫のピークを迎えそうです。
■記者
「本来この時期なら花が咲き白一面となる畑だが、白い可憐な花はほとんど確認できない」
越前水仙は、夏の猛暑と雨が少なかった影響で、生育が大幅に遅れていて、去年の同じ時期の3割程度、1万8000本の出荷に留まっています。
収穫は、例年よりも1か月遅い、1月上旬から中旬にピークを迎える見込みです。
本格的な出荷を前に、農家が集まり、背丈や葉の枚数によって8段階に選別することなどを確認しました。
■越前町すいせん部会 滝本正美 会長
「短い期間しか今年は出荷ができないが、できるだけ待っている人もいるので、1本でも多く出荷できれば」
出荷は2月上旬まで続き、例年通りの100万本を目指していましたが、生産者の減少や高齢化などもあって目標を下回る見込みです。