“プラスワン”の戦略で最大化を 新幹線の県内開業効果 体験型のコンテンツなど ブランド総研の社長が講演 福井市
都道府県の魅力度ランキングなどを調査しているブランド総研の田中社長が26日、福井市内で講演し、新幹線の開業効果を最大限に生かす「プラスワン」の戦略が必要だと訴えました。
■ブランド総研 田中章雄社長
「北陸新幹線で福井県に観光に行きたいか聞くと、50%が「行きたい」。行ったことがない人も行ったことがある人も、50%が「行きたい」と答える。そのぐらいすごく高い」
県内企業の経営者らが参加した「ふくい地域活性化フォーラム」では、県内出身でブランド総合研究所の田中章雄社長が「福井の魅力再発見+Oneを探そう」と題して講演しました。
この中で、新幹線開業効果を最大限に活かさない限り、福井の魅力はさらに下がるとして、田中社長は観光意欲が高まっている今、全世代をターゲットにした恐竜王国のプラスワンや、体験型のコンテンツといった若い世代へのプラスワンなど、例を挙げながら課題を示しました。
また、北陸新幹線で福井を訪れる人の半数は、北陸を周遊することから他県との差別化を大切に、魅力を高めることが重要と強調しました。