越前和紙の工房視察 伝統工芸でインバウンド獲得へ ターゲットは富裕層
外国の富裕層向けのツアーを手掛ける会社などのメンバーが1日、越前市の和紙工房で職人の技に触れ、利用客に伝統工芸の持つ価値を伝えます。(2月1日)
越前市大滝町のやなせ和紙を訪れた一行は、和紙の原料となるコウゾやミツマタなどについて職人から説明を受けました。実際に紙をすく様子も間近で見学し、昔から変わらず人の手で作られていることに価値を感じながら、外国人観光客にも間違いなく喜ばれると太鼓判を押していました。
■日本美術を研究するイギリス人女性
「神聖な場所で、すべて手作業で行われていてとても驚きました」
■アメリカ在住の旅行アドバイザー
「代々受け継がれているものを見られるのは価値がある」
今回の視察は越前市観光協会がインバウンドの獲得に向けて企画したもので、一行は2日まで県内を巡り、外国の富裕層をターゲットにツアーの磨き上げをすることにしています。