今年度で利用休止に 本町通り地下駐車場 老朽化で設備故障相次ぐ、需要も低迷 福井市"片町"すぐそば
福井市中心部にある市営の地下駐車場は、老朽化による設備の故障が相次いでいることなどから、今年度いっぱいでの利用休止が決まりました。
休止が決まったのは福井市順化の繁華街、通称・片町の南に位置する本町通り地下駐車場です。片町の路上駐車対策として、福井市が今から29年前に整備し、最大316台を収容可能となっていましたが、設備の老朽化によって去年、相次いで故障が発生し、現在駐車できるのは37台のみとなっています。
また、近年は利用者がピーク時の3割程度にとどまっていた他、新幹線開業後の半年間も前の年の同じ時期と比べて利用が2割減少するなど、新幹線効果による需要の回復もみられませんでした。
こうしたことから、市では今年度いっぱいで利用を休止することを決め、来年度以降は需要や費用対効果などを踏まえて、施設の利用転換も視野に方針を検討していくということです。