SNSきっかけの子どもの犯罪被害 オンラインゲーム増 小学生も被害に 警察庁

SNSをきっかけに子どもが犯罪に巻き込まれるケースが増加傾向にあるなか、警察庁はオンラインゲームについても注意を呼びかけています。小学生が被害に遭う事案も確認されているということです。
警察庁によりますと2024年、SNSをきっかけに犯罪に巻き込まれた17歳以下の子どもは1486人でした。このうちオンラインゲームが入り口となったのは98人で、全体の6.6%を占め、前年から1.3ポイント増加しました。被害のほとんどはわいせつ目的などの事案で、小学生が22人含まれるなど被害者の若年齢化が進んでいます。オンラインゲームの種類別では「荒野行動」が27人と最多、「We Play」が23人、「フォートナイト」が11人、「第五人格」が9人の順に多くなっています。オンラインゲームでは、不特定かつ匿名の相手とやりとりできてしまうため危険性が高いとしています。
またSNSがきっかけとなった被害全体では、2023年はX経由が最多でしたが、2024年はインスタグラムが最多となり、容疑者からDM(ダイレクトメッセージ)が届き、やりとりが始まるケースを確認しているということです。
警察庁は、子どもがSNSをどう使用しているのか親がきちんと関心を持つことが必要だと呼びかけています。