JR九州で脱線事故を想定した訓練 消防や警察も参加 クレーン車で車両つり上げも
万が一の脱線事故に備え、ケガ人の救助や復旧に素早く対応するための訓練が6日、北九州市で行われました。
■参加者
「右よし、左よし、足元よし、白煙発見。」
6日、北九州市小倉北区のJR九州小倉総合車両センターで行われた訓練には、JR九州のほか、消防や警察などから約260人が参加しました。
踏切内で立ち往生した車に列車が衝突して脱線し、車から出火したという想定で行われた訓練では、実際の車両を使って列車の乗客を避難させたり、車のドアをこじ開けてケガ人を搬送したりしました。
その後、クレーン車で脱線した車両をつり上げるなどし、復旧する作業の手順を確認しました。
JR九州は、訓練を通じて「職員の対応能力の向上や、関係機関との連携を図りたい」としています。