インターネットバンキングを使った詐欺で、90代の女性が2000万円をだまし取られました。

警察によりますと、1月11日から22日にかけ、北九州市門司区に住む90代の女性の家に、警察や検察を名乗る男から「あなたも詐欺グループの仲間じゃないですか。私の指示通りにすれば逮捕はされないので、言うとおりにしてください」などと複数回の電話がありました。

その後、女性は電話で「銀行の口座を開設して、あなたの預金をひとまとめにして下さい」と指示され、新たな口座に全ての預金を移したところ、4回にわたってあわせて2000万円が何者かに引き出されたということです。

女性はこれまでの電話の相手に口座番号や暗証番号を教えていて、警察は犯人がインターネットバンキングを利用して女性の預金を引き出したとみて調べています。