「お腹と背中がくっつくような強さで殴った」生後7か月の息子を殺害した罪に問われた母「心臓マッサージをした」殺意を否認 福岡地裁
3年前、福岡県大野城市で、生後7か月の息子を殺害した罪に問われている女の初公判が開かれ、女は起訴内容を一部否認しました。
起訴状などによりますと、37歳の無職の女は2022年、当時住んでいた大野城市の自宅で、生後7か月だった息子の胸と腹を圧迫し殺害したなどの罪に問われています。
福岡地裁で19日に開かれた裁判員裁判の初公判で、女は「お腹と背中がくっつくような強さで殴った」と話しました。一方で「息をしていなかったので心臓マッサージをした」と話し、殺意を否認しました。
検察側は冒頭陳述で「死亡させる危険性が高いことを認識しながら、犯行に及んだ」などと指摘しました。
一方、弁護側は「育児の心理的負担を相談できる人がいない中での衝動的な犯行で、殺意はない」などと主張しました。