【独自】悪質ないじめを受けた高校生が自殺 上級生からの性的な被害など10件の行為を認定 福岡
新たないじめの問題が発覚しました。3年前、福岡県宗像市の私立高校で悪質ないじめを受けた男子生徒が、自殺していたことが分かりました。
2021年3月、宗像市にある、東海大学付属福岡高校の2年生だった、当時17歳の侑大さんが自殺しました。
母親によりますと、侑大さんは高校入学直後の2019年、入部したばかりの剣道部で上級生からいじめを受けたと訴えました。当時の顧問が上級生への指導を約束したことなどから、侑大さんはその後も剣道部にとどまりましたが、いじめを母親に訴えてから約1年半後、自ら命を絶ったということです。
侑大さんの自殺を受け、高校は第三者委員会を設置し、去年9月に報告書がまとまりました。
第三者委員会は、侑大さんが剣道部の上級生から性的な被害を受けたことなど、あわせて10件の行為を「いじめ」と認定する一方、自殺の直接的な原因は特定できないと結論づけています。
高校は20日午後に記者会見を開き、経緯を説明するとしています。
この報道を見て、つらい気持ちになった方がいらっしゃるかと思います。
悩みや不安を抱えている方、厚生労働省や自殺防止活動に取り組む専門家などは、ひとりで解決しようとしないで、専門の相談員に相談してほしいと呼びかけています。
■ふくおか自殺予防ホットライン:092-592-0783(年中無休24時間)
■24時間子供SOSダイヤル:0120-0-78310(年中無休24時間)
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