北九州市で『インボイス制度』開始前に個人事業主向けセミナー 参加者から不安の声も
10月1日から『インボイス制度』が始まるのを前に、個人事業主向けの対策セミナーが開かれました。事業者からは「制度が分かりづらい」といった不安の声が聞かれました。
■重信奈央 記者
「こちらでは、いまインボイス制度についてホワイトボードを使うなどして、丁寧に説明が行われています。」
北九州市で北九州商工会議所と小倉税務署などが開いた実務対策セミナーには、飲食店の経営者や小売業などの個人事業主、約90人が参加しました。
10月1日から、取り引きする際に発生する消費税率と消費税額を正確に申告するための『インボイス制度』が始まります。
セミナーでは、税理士が『インボイス制度』の概要や注意点などを説明しました。また、個別相談会も開かれ、参加者は自分の会社がインボイスの発行事業者に登録すべきかどうかなどを相談していました。
■小売・不動産業(70代)
「個別で聞かないとわからない。消費税は難しいですよね。」
■電気工事業(60代)
「発行するものが変わってきますので、請求書とか。自分が知っていないと困るなと思って。」
小倉税務署は「発行事業者への登録を検討している人は早めに」と呼びかけています。