若者の県外への流出を防ごうと、広島を代表する企業などが具体策を発表しました。「魅力的な職場づくり」を目指し、企業の枠を超えた取り組みです。

■発表会
「その企業の枠をとっぱらって能力を解放できないか、そういうことを考えています」

広島市内で開かれたのは、「はたフル」というプロジェクトの発表会です。「転出超過」が全国最多の広島県から若者の流出を防ごうと、広島を代表する企業３社と県が旗振り役となって２０２４年５月にプロジェクトを発足。県外の大学に進学した学生に話を聞くなどして「魅力的な職場づくり」のための具体案を検討してきました。
　　　　
発表会では、１社では実現できない仕事や出会いの広がりを創ることが重要だとして、各社のプロジェクトを相互に公開することや、休暇を楽しみながら仕事をする「ワ―ケーション」を合同で実施することなどを提案しました。

■マツダ人事改革推進部　藤井裕喜 アシスタントマネージャー
「周りの方に選んでいただけるような企業にしていけば、それがどんどん広がって行って
ひろしまが活性化していくんじゃないかなと思います」
　
プロジェクトは、今後３年間で２５社を超える企業の参加を目指すということです。

（２０２４年９月５日放送）