ICタグを活用し園児を見守り 広島市
2年前、行方不明になった園児が川で溺れて死亡した事故を受け、広島市は安全に園児を見守るため、ICタグを利用した実証実験を行いました。
■宮脇アナウンサーリポート
「子どもたちが保育園から出てきました。それぞれ赤い色をしたICタグをつけています」
実証実験が行われたのは広島市中区の神崎保育園です。子どもたちがつけたICタグは保育士の持つスマートフォンやスマートウォッチと連動しています。画面には園児の名前が表示され、遠く離れるとアラームが鳴る仕組みです。
11日、年長の園児18人がICタグを付け、近くの公園まで移動しました。2年前、西区の保育園で行方不明になった園児が川で溺れ死亡した事故を受け、広島市では今年3月から実証実験を開始し今回が3回目です。公園内では保育士が目視で安全を確認しながら、補助的に見守りシステムを活用します。
■宮脇アナウンサーリポート
「市の職員がICタグをつけこの場を離れます。センサーが反応するか確かめます」
40メートルほど離れると…
■「アラーム音♪」
アラームが鳴りました。状況に応じて距離を短く設定することも出来ます。
■広島市 幼保企画課 藤原孝行 課長補佐
「タグにべったり頼るのは良くないと思っている。これまでどおり目視をする上で補助的な役割を果たしていくと考える」
【2024年10月11日】