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同時通訳サービスを使った119番通報を体験 外国人留学生を対象にした消防訓練【徳島】

2025年3月5日 18:25
同時通訳サービスを使った119番通報を体験 外国人留学生を対象にした消防訓練【徳島】
(フィリピンからの留学生)
「火事です。いま穴吹カレッジにいて、校内で火事が起きて外に出られません。助けてくれませんか」

これは外国人留学生に通報までの流れや、救急現場での対応力などを身につけてもらおうと、徳島市東消防署と徳島穴吹カレッジが行ったものです。

3月5日は、日本語学科の1年生19人が参加、消防職員から災害発生時の対処法などを学んだあと、通訳センターを介した119番通報を体験しました。

(パキスタンからの留学生)
「通話中や訓練の中で、特に不自由は感じなかった」

(フィリピンからの留学生)
「通訳がいるから、何が本当に起こっているのか、そしてその詳細を深く掘り下げて話すことができて良い」

徳島市東消防署 松本理史消防司令(51))
「どちらの国の言葉なのかっていうところの把握が、まずやはり大事だなと。話をするタイミングであったりだとか、どのように誘導したら良いのかというところを、しっかり検証する必要があるのかなというふうに感じています」

徳島市消防局によりますと、同時通訳を利用した通報は徳島市内でこれまでに22回にのぼるとのことです。

最終更新日:2025年3月5日 21:24
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