熊本県教委でパワハラや体罰 部下に叱責繰り返すなどした校長ら3人戒告処分
熊本県教委の会見(3日)
熊本県教育委員会は、部下の教諭に強い口調での叱責を繰り返すパワーハラスメントを行った特別支援学校の校長など3人を戒告の懲戒処分としました。
9月3日付けで戒告の懲戒処分をうけたのは、特別支援学校の男性校長(56)です。校長はことし4月以降、複数の教諭に対し1時間半もの間一方的に強く叱ったほか、会議に同席した教諭に「説明が違うだろ」と叱責するなどのパワーハラスメントを行ったということです。6月に県人事委員会と県教委にも相談があったことから問題が発覚しました。
処分を受けて校長は「校長という立場にもかかわらずこのような事態を招いたことを深く反省し心からお詫び申し上げます」と話しているということです。
このほか部活動指導に向かう途中、速度超過で検挙され、免許停止と罰金の処分を受けた58歳の教諭を戒告処分に、校舎内に土足で入った生徒の左足のつま先を蹴る体罰をした55歳の男性教諭については過去にも2回、体罰で厳重注意を受けていることを踏まえ戒告処分としました。
今年度、県教委の懲戒処分は7件目で、県立学校の校長の処分は2件目です。