天草広域連合が計画している新たなごみ処理施設の建設をめぐり、住民が差し止めを求めた裁判が始まりました。被告の天草広域連合は訴えを退けるよう求めました。

この裁判は、天草広域連合が建設を進める新たなごみ処理施設をめぐり住民グループが事業を差し止めることなどを求めているものです。

訴状によりますと天草広域連合が施設の建設に伴いおととし8月に施設の整備運営を含めた事業者を募集。当初2社から入札がありましたが途中で1社が辞退し、残った1社と契約しました。

13日に始まった裁判で、原告は「入札者が1社になったところで中止すべきだった」と主張。この契約は競争入札や随意契約に該当せず、地方自治法に反して違法」などと訴えました。
これに対して被告側は、訴えを退けるよう求めました。

裁判はきょう結審し、判決は5月に言い渡される予定です。
このごみ処理施設建設をめぐっては、裁判の原告になっている住民グループが2月に県警へ背任等の容疑で告発状を提出しています。