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TSMC第1工場の量産開始受け水質に変化は? 県が独自調査で周辺の水採取

2025年1月16日 20:24
TSMC第1工場の量産開始受け水質に変化は? 県が独自調査で周辺の水採取
県の独自調査
大手半導体メーカー、TSMC第1工場の量産開始を受けて県は15日、工場周辺などの水を採取し水質に変化がないか調査を始めました。

■藤木紫苑記者
「熊本市北区の坪井川です。こちらの上流にはTSMCの工場などから排出される水を処理する熊本北部浄化センターがあります」

水質調査は、量産開始したTSMC第1工場や半導体関連企業の工場排水による環境への影響を懸念する声を受けて、県が独自に行うものです。

調査対象は、菊陽町と合志市にまたがるセミコンテクノパーク周辺や熊本北部浄化センターの下流に位置する坪井川や有明海など13か所となっています。15日は県の担当者が坪井川やTSMCの第1工場の敷地内にある井戸など、9か所の水を採取しました。

県は、金属18種類や有機フッ素化合物250種類をはじめ、化学物質1万種類について調べ、TSMC第1工場の量産開始前と比較するなどして、水質に変化がないか調べるとしています。県は専門家による分析を踏まえ3月から4月にかけて結果を公表する予定です。

最終更新日:2025年1月16日 20:24
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