水俣病の犠牲となったあらゆる生命に鎮魂の調べ 人間国宝の能楽師らが奉納
この演奏会は、水俣病で被害を受けた人の慰霊のため市民団体「本願の会」が企画しました。水俣とゆかりのある人間国宝の能楽師、大倉正之助さんの鼓をはじめ、トランペット、パーカッション、サックス、ドラムと、5人の奏者が海に向かって即興演奏を披露しました。参加した約50人は、演奏の後、それぞれが鼓を打ち、鎮魂の祈りを捧げました。
「本願の会」は、1994年に作家・石牟礼道子さんらによって設立されて以来、毎年、水俣ゆかりの人が彫った石像「魂石」を設置していて、今年も6体を設置します。