年間1万4000時間超のカスハラ受け…熊本市職員「名札を苗字のみにします」
飲食店などで問題になるイメージが強いカスハラ。実はこんなところでも…。
カスハラが問題になっているのは、熊本市役所の窓口。
■市担当者(イメージ)
「時間外に電話がかかってきて緊急性がないものだったので『後日確認して連絡します』と伝えると、苦情や暴言を言われました」
「職員の容姿や性格についての暴言をはくケースもありました」
熊本市の調査では、昨年度、職員が受けたカスハラにあたる事例はのべ4300件あまり。対応した時間は計1万4400時間近くに…。
このため熊本市は12月16日から、職員の名札の見直しを発表しました。職員の個人情報がSNSで広がるケースがあったことから、苗字のみの表記にして顔写真も無くします。熊本市は来年2月をめどにカスハラ対応のマニュアルを作成し、研修を行うということです。
自治体の窓口などでのカスハラをめぐっては東京都が来年4月から全国初の「カスハラ防止条例」を施行する予定です。