絶対に諦めない…高校サッカー初戦に挑む 富山第一・放崎結生選手(3年)
102回目を迎える全国高校サッカー選手権大会に出場する富山第一高校サッカー部。
大みそかに京都橘高校との初戦を迎えますが、登録メンバーの中には特別な思いを持って大会に臨む選手がいます。
県大会9連覇を果たし、全国選手権に出場する富山第一高校サッカー部。
総勢109人の部員で挑む34回目の選手権。
登録メンバーの1人、放崎結生選手3年生です。
放崎結生選手
「自分自身左手に障害があって、ハンデっていうところでサッカーでも勉強でもどんなことにおいても負けたくないって気持ちが最初にあるので」
ポジションはフォワード、体を張ったプレーで攻撃の起点を作る放崎選手は、生まれつき左手に障害があります。
そんな放崎選手とサッカーとの出会いは必然でした。
父・健一さん
「それこそ0歳くらいにベビーベッドの中に(サッカーボールを)入れた記憶はある。生まれたときから左手の指に欠指症っていって指が通常5本なんですけど2本しかない、障害を持って生まれたこともあって、それでも何かやってほしいなと、やって強く育ってほしいなと思って、指とか手を使わないで出来る競技といえばサッカーかなと思って」
地元の氷見市で小学1年生からサッカーを始め、6年生のときには高岡の強豪チームに所属し県内のチャンピオンを決めるKNB杯の決勝にも進出しました。
実況アナウンス
「チーム創設5年目で悲願の初優勝を遂げることが出来るか?シュート!2番の放崎」
中学時代は、さらなる成長を求め地元氷見から遠く離れた水橋FCに所属。
高校では強豪・富山第一に進学。
周りは県のトップ選手ばかり。
その中でもひたむきに努力を続けました。
放崎選手
「サッカーに出会えたから友達とか作ることが出来たと思うし、ハンデとかそんな関係なしに誰でもいろんなところで活躍できるってところを見せたい」
今年の県高校総体では9番を背負い、レギュラーとしてチームのインターハイ出場に貢献しました。
しかし。
選手権の県大会。夏以降、激しいレギュラー争いの中で、ベンチ入りできない試合が多くなっていた放崎選手。
最後までピッチに立つことはありませんでした。
放崎選手
「ゴールに向かう姿勢だったり、そういうのが足りなくて出れなくなったのはわかっている」
毎朝6時前、父・健一さんとともに自宅のある氷見市を出発します。
網谷キャスター
「朝かなり早いですね」
父・健一さん
「毎日これくらいですね。家族そういう気持ちみんなありますね、(息子が)挑戦しているのを理解している、そこは応援したい」
放崎選手
「つらい時もあったけどやっぱ(サッカーは)楽しいです」
小学生の時は高岡へ…中学生時代は水橋へ…毎日の送迎など家族の支えもあってサッカーを続けてくることができました。
放崎選手
「学校まで距離が遠い中で、送ってくれることで勉強したり練習できる時間とか電車に比べたらできるので本当に感謝しかないです」
選手権の登録メンバーは30人。
ベンチに入ることができるのは、各試合20人です。
放崎選手
「試合に出られなくなってから努力した量はチームでも誰よりも多いと思うので、それを自信に持ってプレーに生かしていきたい」
放崎選手は、諦めてはいませんでした。
県大会の優勝後も放課後の練習に加え、朝のトレーニングも欠かさず続けています。
父・健一さん
「サッカーやっていて、いろんなつながりとかいろんな経験できたと思うので、笑って終われればいいかなと」
自分にしか伝えられないことがある。
放崎選手にとって最後の全国選手権がもうすぐ始まります。
放崎選手
「障害あったり病気を持ってる人たちに、そんなハンデ関係ないんだぞって自分のプレーで見せていきたい。全然諦めてないです。絶対に試合に出てゴール決めます」
富山第一が全国制覇を達成した92回大会では、大会中に何人ものヒーローが生まれました。
まさにチーム全員の力がカギとなる全国選手権。
今大会も多くの選手が輝くことを期待しています。
富山第一の初戦は、大おみそかの正午からKNBテレビで生中継します。
大みそかに京都橘高校との初戦を迎えますが、登録メンバーの中には特別な思いを持って大会に臨む選手がいます。
県大会9連覇を果たし、全国選手権に出場する富山第一高校サッカー部。
総勢109人の部員で挑む34回目の選手権。
登録メンバーの1人、放崎結生選手3年生です。
放崎結生選手
「自分自身左手に障害があって、ハンデっていうところでサッカーでも勉強でもどんなことにおいても負けたくないって気持ちが最初にあるので」
ポジションはフォワード、体を張ったプレーで攻撃の起点を作る放崎選手は、生まれつき左手に障害があります。
そんな放崎選手とサッカーとの出会いは必然でした。
父・健一さん
「それこそ0歳くらいにベビーベッドの中に(サッカーボールを)入れた記憶はある。生まれたときから左手の指に欠指症っていって指が通常5本なんですけど2本しかない、障害を持って生まれたこともあって、それでも何かやってほしいなと、やって強く育ってほしいなと思って、指とか手を使わないで出来る競技といえばサッカーかなと思って」
地元の氷見市で小学1年生からサッカーを始め、6年生のときには高岡の強豪チームに所属し県内のチャンピオンを決めるKNB杯の決勝にも進出しました。
実況アナウンス
「チーム創設5年目で悲願の初優勝を遂げることが出来るか?シュート!2番の放崎」
中学時代は、さらなる成長を求め地元氷見から遠く離れた水橋FCに所属。
高校では強豪・富山第一に進学。
周りは県のトップ選手ばかり。
その中でもひたむきに努力を続けました。
放崎選手
「サッカーに出会えたから友達とか作ることが出来たと思うし、ハンデとかそんな関係なしに誰でもいろんなところで活躍できるってところを見せたい」
今年の県高校総体では9番を背負い、レギュラーとしてチームのインターハイ出場に貢献しました。
しかし。
選手権の県大会。夏以降、激しいレギュラー争いの中で、ベンチ入りできない試合が多くなっていた放崎選手。
最後までピッチに立つことはありませんでした。
放崎選手
「ゴールに向かう姿勢だったり、そういうのが足りなくて出れなくなったのはわかっている」
毎朝6時前、父・健一さんとともに自宅のある氷見市を出発します。
網谷キャスター
「朝かなり早いですね」
父・健一さん
「毎日これくらいですね。家族そういう気持ちみんなありますね、(息子が)挑戦しているのを理解している、そこは応援したい」
放崎選手
「つらい時もあったけどやっぱ(サッカーは)楽しいです」
小学生の時は高岡へ…中学生時代は水橋へ…毎日の送迎など家族の支えもあってサッカーを続けてくることができました。
放崎選手
「学校まで距離が遠い中で、送ってくれることで勉強したり練習できる時間とか電車に比べたらできるので本当に感謝しかないです」
選手権の登録メンバーは30人。
ベンチに入ることができるのは、各試合20人です。
放崎選手
「試合に出られなくなってから努力した量はチームでも誰よりも多いと思うので、それを自信に持ってプレーに生かしていきたい」
放崎選手は、諦めてはいませんでした。
県大会の優勝後も放課後の練習に加え、朝のトレーニングも欠かさず続けています。
父・健一さん
「サッカーやっていて、いろんなつながりとかいろんな経験できたと思うので、笑って終われればいいかなと」
自分にしか伝えられないことがある。
放崎選手にとって最後の全国選手権がもうすぐ始まります。
放崎選手
「障害あったり病気を持ってる人たちに、そんなハンデ関係ないんだぞって自分のプレーで見せていきたい。全然諦めてないです。絶対に試合に出てゴール決めます」
富山第一が全国制覇を達成した92回大会では、大会中に何人ものヒーローが生まれました。
まさにチーム全員の力がカギとなる全国選手権。
今大会も多くの選手が輝くことを期待しています。
富山第一の初戦は、大おみそかの正午からKNBテレビで生中継します。