富山県のブランド米「富富富」をPRする新しいキャッチコピーについて話し合う会議が31日に富山市で開かれ、コピーの案が示されましたが、異論が相次ぎ、決定は見送られました。

富富富の新しいキャッチコピーは、生産者や流通団体、県などで構成する委員会が今年6月から検討を進めてきました。

31日の会議では最終案となった2つのキャッチコピーが示されましたが、委員からは「ひらがなの『ふふふ』はしっくりこない」「特徴がうまく表現できておらずイメージがわきづらい」といった厳しい意見が相次ぎました。

決定は見送りとなり、新たなキャッチコピーに合わせて今年から作成が見込まれていたポスターや米袋の刷新も延期となりました。

県は高温に強い富富富について、2028年度の栽培面積目標を1万ヘクタールとしていて、主力のコシヒカリからの転換を進めています。

キャッチコピーは、富富富の魅力をよりわかりやすく新たな切り口で表現して一般消費者にPRすることを目指していましたが、仕切り直しとなりました。

県は、出た意見を整理し、来年度の販売促進にむけて新たなキャッチコピーの作成を進めていきたいとしています。